第37回共同通信社杯が開幕 ~岐阜競輪場~

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松浦選手(左)と柴崎選手(右)が呼吸を合わせる
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清水裕友(左)選手と好連係を誓う小松崎大地選手(右)
注目のタッグが目白押し

 9月17日(金)に岐阜競輪場を舞台に第37回共同通信社杯が幕を開ける。初日は選考順位を元に割り振られた自動番組によるオール一次予選で、普段、連係することのない地区を超えた豪華なタッグが目を引く。
 
 地元地区で活躍を誓う柴崎淳(三重・90期)は11レースに登場。昨年の当大会3日目に落車して腰椎を骨折。選手生命が危ぶまれるほどの大けがを負ったが、見事な復活劇で今年も出場権を獲得して参戦。S班の松浦悠士(広島・98期)を指名して今年こそは決勝進出を狙っている。
 「今まで近畿の選手に付いたことはあってもそのほかはないと思いますよ。でも共同はこういう番組なので。松浦に付けられるんだったら付けようと。一生に一回かもしれんすけどね(笑)。やっぱり自力型は他地区に付けるとか付けんとかプライドとかありますけど、自分にはもうない(苦笑)もうそんなことも言っていられないんでね。もう若くもないし去年、共同で落車してもう一年。本当に早いっすね。今はもう一戦、一戦が勝負なんで。でもまさかここまで走れるまで戻るとは正直、自分でも思っていなかったですね。本当に一年はあっという間。前回の立川はここ最近の中で痛みがピークでしたけど気持ちだけで乗り切った。腰を曲げられないくらい痛かったんですけど、自転車に乗ると自然と走れた。でももう一本休んでケアをしたので今回は大丈夫ですね。去年は3日目の負け戦で落車したんで。誕生日の次の日でしたから覚えてますよ。今年は(3日目の誕生日が)準決ですね。もちろんまずは初日が大事ですけど、頑張りたいっすね」
 
 8レースはS班の清水裕友(山口・105期)と小松崎大地(福島・99期)がタッグを組む。他地区に付けるイメージが全くわかない小松崎ではあるが、現状打破へきっかけを探っている。
 「他地区に付けたことはないですけど、清水君に付けたくない選手なんていないと思いますし、それぐらいの選手なので。自分にないモノをいっぱい持っている選手ですからね。連係して少しでも吸収できればと思って。今までそういう(他地区に付ける)チャンス自体もなかったので。こういう機会に付けたいと思いました。方向性は見えてきていますし、そこに向かってやっているんですけど、まだ成果と結果が伴っていない。これがいいきっかけになればって思います」

 

細川和輝記者

2021年9月16日 17時30分

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