吉田兄弟がダブルVを目指す ~取手競輪場~

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兄弟Vを目指しポーズで応える昌司(左)と拓矢(右)
S級、A級で兄弟Vなら2012年以来

 取手競輪場で行われているF1シリーズ『レジェンドカップ』は9月29日(水)に最終日を迎える。
 注目はA級、S級それぞれの決勝に進出している地元の吉田兄弟だ。

 まずは9レースのA級決勝に出場する弟の昌司(111期・茨城)。初日特選から連勝で決勝に進出。連日、逃げ切りの圧巻の走りだが準決勝の走りを振り返り「行くと決めた場所で行けたけど、3番手の内田さんまで連れ込めなかったので。体調は悪くないんですけど…」と満足した様子はなし。優勝への意気込みに話しを向けると「兄貴とアベックVはないですね。一緒に準決で失敗したことはあるけど」と記者陣の笑いを誘いつつも「(ダブルVできるように)頑張りたい」と締めくくった。

 10レースのS級決勝には兄の拓矢(107期・茨城)が進出。初日特選では2着だったが、準決勝では力強く逃げ切ってみせた。「初日のレース後にセッティングを見直したらズレがあった。修正したら良くなりました」と修正点を改善し万全で決勝に臨む。「(A級では)昌司が決勝に乗れたので兄弟優勝を目指したい。(昌司と2人でVが)できれば嬉しいですね」と兄弟Vを達成すべく気持ちを引き締めた。

 A級、S級同開催での兄弟優勝達成となれば、2012年10月4日奈良競輪場でのS級・三谷将太、A級・三谷竜生の三谷兄弟が達成して以来となる。

角田祐馬記者

2021年9月28日 18時05分

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