木暮安由が頼もしい後輩目標に浮上のVだ ~大宮競輪場~

photo-34375
木暮安由(右)、恩田淳平(左)は練習仲間で連係実績も十分
因縁の地で復活アピールへ

 4日(木)に最終日を迎える大宮競輪F1シリーズ『東京中日スポーツ・S花園寄居杯』。

 3日に行われた準決勝11レースでは木暮安由(群馬・92期)が河村雅章を目標に最後は鋭い伸びで白星をつかんだ。
 気持ちの入った走りは、直前の10レースで練習仲間で後輩である恩田淳平の気合の逃走劇が大きかった。
 「あんな気持ちの入ったレースをされたら、こっちも気持ちが入りますよ。一緒に練習して彼の努力でS級まで上がった姿も見てますからね」

 勝ち上がったことで決勝では恩田との連係が叶い、「過去2回連係して、ともに1着を取らせてもらっている」と連係実績をアピール。直前の寬仁親王牌で好走した木暮だが、意外にも今年はいまだに優勝はなく、昨年も当所の大宮での優勝1回のみ。
 「昨年の優勝が大宮での1回だけ。それで次に大宮にきたのが記念の時で、そこでの落車で狂ってしまった。ようやく戻ってきて、ずっと一緒に練習をやってきた恩田君との連係。きっかけをつかむならここですね」

 後輩を目標に、後ろを地元の大澤雄大が固める布陣で久々の優勝をつかみ取り復活をアピールする。

角田祐馬記者

2021年11月3日 18時13分

開催情報

ページトップへ