北日本勢が鉄の結束! ~川崎競輪~

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12R終了後に北日本4名で話し合い
4車結束で別線を迎え撃つ

 川崎競輪ナイターF1は16日に最終日を迎える。S級決勝戦は、4車勝ち上がった北日本勢が鉄の結束。ラインの力を最大限に生かして敵を打ち倒す。

 酒井雄多(福島・109期)と佐々木堅次(福島・113期)の福島両者に、坂本貴史(青森・94期)と新山将史(青森・98期)の青森両者。4名で並びを決める話し合いが行われたが、結論はすんなりと出た。まず、一番年下の酒井が自力を表明。すると青森勢は「福島の二人に世話になっているから」と3、4番手を固めることを表明し、4車で結束することとなった。先頭の酒井は意外にもリラックスムードでこう語る。
 「このメンバーで自分が後ろはありえないですから。齋藤和也(福島・78期)さんにセッティングを見てもらって、抜群に良くなりました。前回に比べたら調子は格段に良いですね。そういえば、前々回の青森でも4車の先頭でした。またあんなレースができるように。積極的にいって、ラインから優勝者を出せるようにしたいですね」
 むしろ番手を任された佐々木の方が緊張の面持ちだ。
 「後ろに迷惑を掛けられないですからね…。酒井君は強いし、離れないようにしたい。S級初優勝ですか?そんなに甘くないですよ…」
 ラインの分布は、4対2対1の構図。圧倒的有利の北日本勢が、絆の強さを見せつける。

熊谷洋祐記者

2022年6月15日 21時56分

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