長崎師弟コンビが初のワンツー ~小倉競輪場~

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平尾一晃(左)、井上昌己(右)が記念撮影
決勝も師弟コンビに注目が集まる!

 12月29日(木)から小倉競輪場で開催されているF1ナイターシリーズは明日31日(土)に2022年の最終戦を迎える。30日(金)の準決勝(10R)で初めてワンツーを決めた長崎師弟コンビは決勝でもタッグを組む。両者が満面の笑みで準決勝のレースを振り返ってくれた。

 師匠の井上昌己(86期)がレースを振り返る。
 「以前、みたいにただ逃げられても今の俺じゃキツいからね。2人で勝ち上がる組み立てを考えたときにあの組み立てかなと。スタートを取れれば自分たちに展開が向きそうだなと思っていた。みんな俺たちが前を取ったから突っ張ると思っていたみたいですし」としてやったりの表情。
 「平尾もただ先行するだけじゃなくて位置を取ってのまくりだったり、カマシを覚えていけば仕掛けの幅が広がる。彼はこれから強くなりそうですね」と弟子の成長に目を細めた。


 師匠と初めてワンツーを決めた平尾一晃は満面の笑みで検車場へ戻ってきた。
 「あの組み立てで原田さんがきたら合わせて出るか、こなかったら先まくりでいこうと。初めて師匠とワンツーが決まって嬉しい。今までは自分が先行するだけして大敗ばかりだったので」と今までは師匠の1着にこそ貢献してきたが、自身は着に絡めていなかっただけに初めてのワンツーを決めて納得の表情。
 「初日に感じた軽さが引き続きだった。別線を受けて構える勇気も大事だなと。来年に繋がるレースができたと思う。今回はF1戦の準決勝だったけど、記念や、G1、G2でも師匠とこうやって連係してワンツーできるようになっていきたい」と今後、大舞台で連係して結果を出したい語ってくれた。
 「準決勝の日は寝たのが夜中の3時で起きたのが5時(笑)。師匠と連係するときはいつも緊張で寝れない(苦笑)。これだけは何度連係しても変わらない。決勝でも師匠の前で走るので決勝は寝れないままかもしれません(笑)」

池端航一記者

2022年12月30日 21時59分

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