中部の121期コンビは決勝も別線勝負を選択 ~青森競輪場~

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健闘を誓う(写真左・長谷川裕一、右・伊藤温希)
チャレンジ決勝は細切れ戦で激戦必至

 6月23日に青森競輪場でF2ミッドナイトシリーズの2日目が開催された。4Rにはチャレンジ戦の準決が行われて、121期の伊藤温希と長谷川裕一が別線勝負で挑み、結果は伊藤がまくって1着、長谷川が先行して2着に逃げ粘った。決勝での両者の並びに注目が集まったが、再び別線勝負で覇を競う決断をくだした。

以下にチャレンジ決勝メンバーのコメントを掲載

1番 伊藤温希
 「長谷川さんが強かったし、脚を溜めていった。脚の調子はめっちゃいい。来期からは(A級)2班だし、追加がなければ今期はこれがラストのチャレンジ戦。長谷川さんの番手を回ると別線が競りかけてくるかもしれない。今期は1回失格しているし、点数的にももう失格はできない。自分はスイッチが入ってしまうタイプなので、ヨコでは負ける気がしないけど、準決と同様に自力で頑張ります。しっかり優勝できるように」

2番 佐野洋継
 「車間を切って詰まったところで行こうと思ったけど力んでしまった。結果としてワンツーが決まって良かった。決勝も渋川さんと二人でチャンスがあるように総力戦で臨む。中部勢が並ぶなら分断も考えていたけど、並ばないみたいなので考えて走ります」

3番 三浦大輝
 「準決は後方に置かれて、最後は何とか4着に入った感じ。連日後手を踏んでいるし、決勝はしっかり頑張りたい」

4番 長谷川裕一
 「打鐘で押さえに行くのが遅くなってしまった。その部分は反省です。最近は長い距離を踏んで残れるようになってきたし、いい循環になっている。伊藤君と話をして決勝も別線で走ります。変わらず力を出し切るだけです」

5番 梶山大輔
 「状態はかなりいいです。(上位に)潜り込みますよ。三浦君は強いし、信頼して付いていく」

6番 渋川聡士
 「泣きそうだけど、泣くのは明日にとっておく。佐野が全部やってくれた。位置取りから早めにまくっていってくれたし本当に強い。決勝は近畿の他の選手が勝ち上がってきたら3番手を回るつもりだったけど、再度で佐野君の番手を回らせてもらいます」

7番 村本慎吾
 「準決は恵まれた。決勝も中部勢は別れるみたいだし、再度で伊藤君の番手を回らせてもらいます」

チャレンジ決勝は6月24日の23時に発走予定。混戦を制して優勝の座をつかみ取るのはどの選手か注目だ。

髙野航記者

2023年6月24日 02時34分

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