開設75周年記念 『水戸黄門賞』決勝メンバーの並びとコメント ~取手競輪場~

吉田拓矢は地元記念連覇に向けて集中
6月3日に取手競輪場で開設75周年記念 『水戸黄門賞(GⅢ)』の3日目が開催された。後半3レースには準決勝が行われて、12RではS級S班の眞杉匠が着外に沈む波乱となったが、ダービー王で地元記念連覇がかかる吉田拓矢(茨城・107期)は厳しい展開を跳ね除け意地の優出。決勝は松井宏佑が率いる南関4車との2分戦となり、やるかやられるかの激戦必至の一戦となりそうだ。以下に決勝メンバーの並びとコメントを掲載。
【並び】
①吉田拓矢-⑧杉森輝大-③成田和也-⑥内藤宣彦
②松井宏佑-⑦郡司浩平-④佐々木眞也-⑨和田健太郎
⑤岩津裕介(単騎)
【コメント】
①吉田拓矢「自力。自分は最後まで眞杉を見てから踏んだ。眞杉も頑張っていたんで、2人で勝ち上がりたかった。今日(3日目)は、その前の2日間より良かった。でも、もうちょっと欲しいですね。(決勝は)地元だし自力でいい勝負ができたらいいなと。悔いなく終わりたい」
②松井宏佑「自力。(佐々木と)ワンスリーだったし、最低限の走りはできた。自転車のフィーリングは合っているけど、アップで背中を痛めてしまった。レースではそこまで問題なかったし、しっかりケアをして。初日もいいレースができず、前の平塚でも(郡司に)迷惑をかけたので今度こそちゃんとした走りがしたい。最低でもラインから優勝者を」
③成田和也「吉田君にも杉森君にも世話になっているので地元勢へ。(渡邉)一成が外を行ってくれたので、内を突いたらたまたま空いた。今日は軽く感じて、(最終バック)9番手だったけど、余裕はあったのかも」
④佐々木眞也「神奈川3番手。全体的にすごいスピードが上がっていてきつかった。(松井の踏み出しも)強烈でした。自分はとにかく連係を外さないようにと思って。松井さんに連れていってもらいました。しっかりケアをして明日に備えたい」
⑤岩津裕介「位置決めず。河端朋君のカカリが凄かった。状態は日に日に良くなっている。(平原康多氏の代わりでの追加あっ旋で)優勝して平原君にありがとうと伝えたい。2分戦だし、何も考えずに体が動いた通りに走る」
⑥内藤宣彦「成田君。自分は前の2人に付いていけるかどうかだった。無意識にヨシタクの内にいったけど、ヨシタクに付いていったらどうだったか。(コースは)あそこで正解だったかなと。思ったよりも踏めていると思います」
⑦郡司浩平「松井君。2コーナーから行くしかないなって仕掛けました。もう少し出切ってから休目ればよかったんですけど。ちょっと力んでいるなっていう感じでしたね。地元地区の記念よりは気持ち的に楽に走れている。2分戦になるしいろいろなパターンも想定しないといけない。気を引き締めて走りたい」
⑧杉森輝大「吉田君。郡司君が真後ろから来る感じで、郡司君と和田さんには出られてしまったので、8番(神田紘輔)だけはと思ってどかす形になりました。なんとかですね。今日の感じが良くなかったので、修正して準備したい」
⑨和田健太郎「神奈川勢。誰も抜いていないのに決勝に乗れるとは。今日も1ミリも差せる感じはしなかったですね。とにかく追走に集中していたので。離れないことに重きを置いて」