主役の走りを誓う津村洸次郎 ~青森競輪場~

「力で勝てるところは力で勝ちたい」
青森競輪場で9月26日から3日間、モーニング競輪「¥JOY×プロスポーツ杯」が開催される。開設75周年みちのく記念競輪「善知鳥杯争奪戦」(20~23日)が終了したばかりで熱気が冷めない青森バンクに、A級1、2班の個性派レーサーが集結。シリーズリーダーの津村洸次郎(福岡・101期)に注目した。
前期のS級では7勝を挙げ、上位陣が相手でもたびたび好走していた津村。100点台の競走得点を保持して今期からA級へ降級となったが、7場所を走り優勝は7月熊本と8月高知の2回のみ。本来のポテンシャルを考えれば、思いのほか苦戦していると言っていいかもしれない。
「今からS級を目指す選手や、若手の選手たちが本当に強い。位置取りで粘ったりせずに、力でどうにかしないといけないと思っているが厳しいのが現状。まくれないことも多いです」
A級戦は格上として受けて立つ立場。「S級でもそうだったが、自分は挑んでいく立場の方がいい」と話す津村にとっては、一筋縄でいかないレースが増えてしまった。「S級なら対戦相手の特徴などが分かるが、A級だと情報が分からない」と分析力を欠いていることも苦戦の理由に挙げた。
それでも泣き言ばかり言ってられない。今期のA級暮らしは「力で勝てるところは力で勝ちたい」と話し、小細工なしの真っ向勝負で別線勢の挑戦をねじ伏せていく決意だ。初日特選はパワフルなタテ攻撃で主役の走りを見せたい。
2025年9月25日 13時55分
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選手詳細データ
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津村洸次郎 選手福岡・101期