最後のルーキーシリーズは伊藤京介がV! ~奈良競輪場~

2場所連続の完全Vで本デビューへ向かう
『競輪ルーキーシリーズ2026』in奈良は、6月8日(月)に最終日が行われた。今年の3日制ルーキーシリーズ最後の優勝者は、伊藤京介(三重・129期)。前回の平塚から6連勝でルーキーシリーズを締めくくった。
先行のコメントを出した長川達哉と、メンバー中唯一の10代である坂井央雅が、赤板過ぎから意識し合う流れ。打鐘前の2コーナーでその両者が仕掛けると、2番手に位置していた伊藤が、前の滿田光紀を切って前に出た。この一瞬の判断が勝敗を分けた。誘導追い抜きが気になった滿田は踏み遅れてしまい、伊藤が絶好のポジショニングを確保。長川と、坂井の踏み合いを3番手で見極めた伊藤は、最終2コーナーですかさず発進し、そのまま豪快に押し切った。
「アドバンスルールは前々が圧倒的に有利なのは、これまでの競走でわかっていたので、できるだけ前々に展開したいと思っていました。長川君のこれまでの競走を見ていて、先行を狙ってくると思っていました。長川君のカマシに反応して、もう1人か、2人くらいは飛んでくると思っていて、そうなれば前の満田さんも誘導追い抜きが怖くて、踏み遅れて車間が空くかなって読んでいました。前日からレースを想定して、その通りに動いたので、うまく飛び付けました。そこが勝因だったと思います」
レースが面白いように想定通りに進んだ伊藤は「帰り道が怖いくらい」と笑みを浮かべた。129期では唯一ルーキーシリーズを2場所優勝し、脚力の高さを証明した。だが、浮かれてはいられない。「ここを走っていないライバル達も見ていると思う。僕もこれで慢心せずに、7月にはもっと強くなっていたいです」と、7月から始まるチャレンジ戦、さらにはルーキーシリーズプラスへ向けて気持ちを引き締め直した。

熊谷洋祐記者
選手詳細データ
伊藤京介 選手 三重・129期











