田中衛太が特別昇班 ~青森競輪場~

「もっと練習して長い距離を行けるように」
10月21日に青森競輪場でF2モーニングの最終日が開催され、田中衛太(長崎・129期)がまくりで押し切り優勝。川崎、松山に続く3場所連続完全優勝を達成し、A級2班への特別昇班を決めた。今年デビューの129期では4人目の特班となる。
チャレンジ決勝7Rは田崎隼翔-中西将太郎-織茂雄一郎の関東勢と、渡邊諒馬-田上晃也-龍門慎太郎の中四国勢がラインを形成して、田中は単騎戦。残り2周で渡邊が上昇すると前受けした田崎が突っ張り、初手で最後方だった田中は4番手に切り替える。田崎がピッチを上げて先行し、田中4番手、渡邊5番手で一本棒に。渡邊が2コーナーからまくり上げると、合わせるように田中がバックまくり。田中は番手まくりで応戦した中西の上を力強くまくり切りVゴールを駆け抜けた。
単騎の不利を克服して特別昇班を達成した田中は「初手は予想通りでした。渡邊さんが切りに行ってくれたらいいなと思っていた。田崎さんは内を空けながらバンクの上を行くと思ったので、インから抜けて先行することも考えていた」とレースを振り返る。「田崎さんが駆けたので、あとは行けるところから。ホームで緩んだので、そこで仕掛けても良かった。まくれて良かったです」と安どの表情を浮かべた。
勝っても浮かれる様子は一切ない。A級1、2班戦へ向けて「今のままでは戦えない。もっと練習して長い距離を行けるようにしたい」と意気込みを語る。物静かで闘志は内に秘めるタイプの21歳。今後どのような軌道を描いて上昇していくのか、その成長曲線が楽しみだ。

小野祐一記者
選手詳細データ
田中衛太 選手 長崎・129期














