安藤直希が特別昇班 ~豊橋競輪場~

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安藤直希
仕掛けに迷いがない期待の先行型
快速まくりで千切った

 4月26日に豊橋競輪で行われたF2ナイター最終日の11レースA級チャレンジ決勝戦で安藤直希(京都・117期)が優勝した。3月の向日町、奈良を完全Vとして迎えた4月の大垣も無傷で優出したが、最終日は開催中止。気持ちを切らさず3場所連続の完全優勝でA級2班への特別昇班を決めた。

 決勝は安藤が赤板で先頭に立とうとしたところを、中村隆生(栃木・117期)に突っ張られる。そこを内藤久文(愛知・117期)が押さえて主導権。安藤は中村と3番手の外で併走する状態から最終1センターで反撃開始。先行する内藤をバック前に捕らえると、最後は後続を7車身も引き離しての圧勝劇だった。

 「(決勝は)中団、中団で自分の行ける所からと思っていました。(中村と)併走になってごちゃついたけど、勝てて良かったです。将来は記念とかG1で優勝を獲りたいと思っていますが、(1・2班戦に)上がってからも期待に応えて出し切る競走を心掛けます」
 
 7月のデビューから決勝を外したのはわずかに2回だけ。徹底先行で売り出しており、今回の決勝こそまくりだったが抜群の先行力は1、2班戦でも十分に通用するはず。京都を代表する選手になるか、昇班後も注目していきたい。

永岡孝史記者

2021年4月27日 17時32分

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