冷静さ増す染谷幸喜 ~立川競輪場~

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染谷幸喜
これからは冷静な走りで自力の決まり手を増やしていく
先行しても残れるように

 立川競輪場では16日からFⅠシリーズ『第17回山口健治杯・日本名輪会カップ』が行われている。第10レースでは染谷幸喜(千葉・111期)が好位取りから4角で踏み込み勝利を挙げた。

 染谷は6月の前橋で落車。復帰してからは3場所目で「落車前と同じくらいになってフレームを作り直した」と状態は戻ってきていた。
初日のレースを振り返ると「重かったけど脚をためていいスタートを切った。冷静に走れた」。冷静にという言葉が気になった。どういうことだろう。

 「今までは最終バックを取ったけど、逃げの決まり手がない。そんな感じでした。ペースが分かりつつなっているし、逃げ潰れるより先行しても残ってラインで決まるようにして。
もう37歳。年齢的にも」と逃げて終わりの選手では当然ないだろう。だから冷静さが必要になってくる。

 準決はタテ型でならぶ九州勢、ライン3車の関東勢も手強い。「準決は当然相手も強い。行けるところから力を出し切れるように」。冷静さを発揮しての準決突破に期待したい。

木村貴宏記者

2025年9月16日 18時50分

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