『青龍賞』、『白虎賞』のメンバーが出揃う ~岸和田競輪場~

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平原康多
練習仲間の宿口を背に自力で別線の前に立ちはだかる
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古性優作
前回りを志願した岡崎を目標に結果を求める
プライドを賭けた熱いバトルを繰り広げる

 6月16日(木)に岸和田競輪場で幕を開けた第73回高松宮記念杯は2日目に突入する。初日の一次予選からは1着のみ、初日特選を突破した4名を含めた9名により、東の『青龍賞』、西の『白虎賞』で激突する。優秀戦を走る18名は準決勝へフリー切符となるが、一瞬たりとも気の抜けないハイレベルな戦いを繰り広げる。
 
 『青龍賞』には関東から5名が勝ち上がったが、二手に分かれることに。注目の並びは以下の通り決まった。
 ①平原康多-⑦宿口陽一-⑨諸橋愛

 ⑥小松崎大地-②成田和也
 
 ④渡邉雄太-③郡司浩平
 
 ⑤吉澤純平-⑧隅田洋介
 
 同県の宿口陽一と共に茨栃勢と別線を選択した平原康多は自力戦を決意。諸橋愛を味方にライン3車で熱い走りを披露する。
 「初日に(宿口の)前を回っておいて、そんなに都合よく番手は回れないですよ。自分は今までもそういうところはしっかりとやってきたつもりなので。前で自力で戦います」
 
 郡司浩平は渡邉雄太に前を託して別線に立ち向かう。
 「雄太とはダービーの準決以来ですね。一走して自分の感触的にはかなり良かったですし、(ダービーでは2着失格になってしまったが)今回はしっかり頑張りたいですね。優秀戦ですけど、しっかり準決勝につながる走りができるように」

 『白虎賞』も地元地区の近畿勢が5名が名乗り。こちらも別線を選択して力勝負に出る。並びは以下の通りに決まった。
 ⑧岡崎智哉-①古性優作-⑤神田紘輔
 
 ⑥谷口遼平-②浅井康太
 
 ③三谷竜生-⑦東口善朋
 
 ④原田研太朗-⑨松浦悠士
 
 地元の古性優作と岡崎智哉は今回が初連係に。地元のG1という大舞台で結果を求められる古性優作が番手でリードする。
 「岡崎さんとはずっと一緒に練習をしてきましたし、つらいことも一緒に頑張ってきたので番手でしっかり。初日は野原君のピッチが良くてきつかったですけど悪くはないと思うので頑張りたい」

 前を任された岡崎智哉はいつも以上に気持ちが入っている。
 「前を任せてもらったというか前で頑張るチャンスを貰ったと思っているので。古性君は後輩ですけど、練習でもお世話になっていますし、それを返せるように頑張りたい」
 
 優秀戦を制して準決勝に向けて良い流れを引き寄せるのは果たして…。

細川和輝記者

2022年6月16日 20時03分

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