川口聖二が地元記念の悪夢払拭へ「気を引き締めたい」 ~岐阜競輪~

昨年の悔しさを晴らす
岐阜競輪開設76周年記念『長良川鵜飼カップ』(GⅢ)は、9月6日(土)に3日目が行われる。地元の川口聖二(岐阜・103期)は、一次予選、二次予選と連勝で準決勝へ進出。優出を逃した昨年のリベンジへ燃えている。
初日、2日目と、共に番手戦で、前を差し切って連勝を決めた川口は「去年と同じ流れですね」とポツリ。昨年も、番手戦で連勝を決めたが、準決勝は痛恨の7着敗退。村田祐樹のまくりに千切れて、辛酸をなめた。ただ、今回はひと味違う。初日にすでに村田を差してワンツーを決めており、嫌な流れは断ち切った。流れだけではなく、状態面も良化傾向にある。
7月川崎FIの後に、練習中の事故に遭い、エースフレームが大破。欠場を経て身体面は整ったものの、自転車面に不安を抱えていた。ただ、それも「名古屋に練習しに行って、疋田敏さんにセッティングを出してもらった」と、見違えるほどに良くなった。さらに、開催中にハンドル周りに微調整を加えて、上積みも見込める。あとは、昨年の悔しさを晴らすだけだ。「まだ喜べません」と、真面目に共同会見を締めくくった川口だが、最後は輪界きってのムードメーカーらしく、いつもの決めポーズで写真に収まった。3年振りの岐阜記念決勝へ。「ヨイショ!」の掛け声と共に駆け上がる。
2025年9月5日 18時55分
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選手詳細データ
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川口聖二 選手岐阜・103期